テキストサイズ

一時を悠久の時へ

第2章 この子誰の子

幼「んふっ…にゃーちゃフワフワ〜」

温かいのか満足そうに2匹に頬を擦り付ける

神「お前…どっから来た?名はなんと言う?」

突然人の声がしたせいでびっくりしたのか

それまで幸せそうに2匹を抱いていた肩が

ビクッと跳ねて固まってしまった

神「おい…名は?なんだ?」

怯えてるのか首をふるふると横に振る

吽「怯えさせてどうするんですか…」

呆れたようなため息混じりの吽形

神「べっ…別に怯えさせるつもりは無い」

阿「駄目だよ〜、いくら神様とはいえ
誰かに名前を聞くときはまずは自分からだよ」

阿形が幼子の腕に安心させるためか

ハタハタと尻尾で優しく撫でる

ストーリーメニュー

TOPTOPへ