テキストサイズ

一時を悠久の時へ

第2章 この子誰の子

吽「驚かせてごめんね
私は吽形と言います」

幼「う〜にゃ?」

俺には怯えたくせに猫が喋る事には

何も疑問も怖さも無いのか?

阿「僕は阿形だよ」

幼「あ〜にゃ?」

2匹の頭を撫でながら名前を確認してる

吽形が次は貴方ですって顔で睨むから

神「俺は一応ここの神、
淡川神(おうがのかみ)だ」

幼「かぁちゃ?」

神「かっ…母ちゃんじゃねぇ!
淡川だ!お・う・が!」

2匹がクックッと笑いを堪えてる

幼「おうちゃ?」

神「あ〜あ!もうっ!
どうせそのうち名は変わるから
取り敢えずそれでいいや!」

幼「う〜ちにゃ、あ〜にゃ、お〜ちゃ」

覚えた順に名前を繰り返し呼ぶ幼子

ストーリーメニュー

TOPTOPへ