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一時を悠久の時へ

第11章 異変

先ずは籠目の意思を優先させなければ

もう一度、指を鳴らして

籠目だけ動けるようにする

パチパチと瞬きをして

母と男が止まっていることにびっくりしている

淡「大丈夫か籠目」

なるべく優しく声をかけて

籠目の高さにかがみ込む

籠「あっ…淡ちゃん…うぇっ…」

泣き出した籠目を胸に抱き寄せ

背中をぽんぽんと叩いて落ち着かせる

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