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一時を悠久の時へ

第11章 異変

すぐに泣き止んで俺を見つめる

淡「籠目が望むようにする
このまま此処でこの母と暮らすか
前のように施設で暮らすか
それとも…俺と…俺達と暮らすか
お前はどうしたい?」

止まってる母と俺達の間を

ゆらゆらと見比べる瞳

籠「…ママ…」

やっぱり何が有っても母親なのか…

籠「…ママはすき…
でも…ママはいっしょだと…
だめなんだって…イライラするって…」

淡「そうか…じゃあ俺と…」

籠「だから…しせついく…」

何故…

やっとこの母から開放出来たと思ったのに…

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