優しく咲く春 〜先生とわたし〜
第7章 隠しきれないもの
ホームルームが終わったあとに、井田先生のもとへ行くと、小声でこう言った。
「昼休み、保健室ね。よろしく」
無言で頷くと、井田先生はわたしの生活記録ノートを持って教室から出ていく。
あれは、生活記録ノートの相談というよりは、何か話がありそうな雰囲気だった。
「咲ちゃん、大丈夫……?」
クラスの子から声をかけられて、笑顔で頷いた。
「うん……最近ちょっとノートサボってたからかも……」
と、適当に誤魔化してみる。
井田先生が春ちゃんとして、わたしと生活していることは、みんなには秘密だ。
「昼休み、保健室ね。よろしく」
無言で頷くと、井田先生はわたしの生活記録ノートを持って教室から出ていく。
あれは、生活記録ノートの相談というよりは、何か話がありそうな雰囲気だった。
「咲ちゃん、大丈夫……?」
クラスの子から声をかけられて、笑顔で頷いた。
「うん……最近ちょっとノートサボってたからかも……」
と、適当に誤魔化してみる。
井田先生が春ちゃんとして、わたしと生活していることは、みんなには秘密だ。