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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第7章 隠しきれないもの

どうしよう。
どうしよう、凄く気持ちいい。でも怖い。だけど……気持ちいい。
もっと触っていてほしい…………。

恐怖と快感の間で揺れながら、とうとう、快感の方に気持ちが傾いてゆくーー。
完全に快感に傾いてから、幾秒もなかった。

「んあっ、あぁっ! あっあ!!」

その瞬間は、一瞬だった。
体が大きく震えた。
頭が真っ白になる。冷静な気持ちが戻ってくるまでに、かなり時間がかかりそうだと、直感した。
春ちゃんによっかかっている、その感覚すらなくなる。
ふわふわと、体のどこにも力が入らず、抜けていく。

もう、何も考えられない……。

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