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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第8章 本当の話をしよう

「そろそろ、春斗、見回り終わる時間だな。呼び出してみるか」

電話をすると、案外近くに居るみたいで、直ぐに合流できた。

「あれー、見慣れない子がいるなぁ」

春ちゃんは嬉しそうにわたしを見つめて、頭を撫でる。

「優から写真送られて来て、驚いたよ。まぁ、大人っぽくなっちゃって」

「春ちゃん、見てこれ、わたしが当てたの」

わたしも嬉しくなって、クマのぬいぐるみを春ちゃんに見せる。春ちゃんは、ついでにクマのぬいぐるみも撫でながら苦笑する。

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