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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第9章 アメとムチと無知

先月はなかったその処置に、恐怖しか感じない。
改めて、わたしの恥ずかしいところに優の視線が集中する。
緊張と恥ずかしさが最大まで引き上げられる。

「力抜いて」

春ちゃんに言われても、力なんて抜くことはできなかった。泣きそうになりながら、ただ時が過ぎるのを待つしかない。
ぎゅっと目を瞑って、春ちゃんの手首を握りしめた。
春ちゃんがわたしの頭を抱くようにして後ろから支えると、優はゆっくりとそれをわたしの陰部に近づけていく。

綿棒は、生理の穴を中心に、汚れを絡めとった。くすぐられるように、掻き出すように細かく動かされて、身悶えする。
感じたことの無い繊細な刺激に、腰を浮かせて逃げようとするけれど、全て無駄だった。

「んっ、んーーー! やだ、優、やめっ……」

恥ずかしいところを広げられつつ、くるくると綿棒を動かされる。決して強くはない刺激だからこそ、体がつらい。

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