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背後でガサガサと薬の袋が広げられる音がする。

待って、薬って飲むものじゃないの……？

そう思った時には遅かった。
背中側だけ布団が捲られて、背筋がブルルと震える。

｢咲、ちょっとズボンと下着下ろすぞ｣

｢……っ?!｣

突然のこと、理解できずに動こうとすると、春ちゃんに咎められた。
その間に、すっかり下着が下げられてしまう。

ここでようやく、自分が今から何をされるのかがわかる。

｢咲、少しだけじっとしてて。咲のお熱、下がらないし、飲んだもの全部吐いちゃうから、お尻からお薬入れるよ｣

淡々と説明する春ちゃんに、絶句したあと、別の感情で背筋が震える。

……そんなの、絶対無理。