優しく咲く春 〜先生とわたし〜
第13章 定期検診のお知らせ
バス停にはいっちゃんが先にいて、わたしの姿を見つけると手を振ってくれた。
わたしも大きく振り返しながら、いっちゃんに近づいていく。
お互いの制服以外の姿を初めて見て、少し恥ずかしくて笑ってしまう。
いっちゃんは、動きやすそうな緩いパンツにシャツを合わせて、薄手の羽織ものを着ていた。少しボーイッシュなのに、全体の形がふわっとしていてかわいい。
「さっちゃん、ワンピースかわいいねぇ」
合流して1番に、そう言ってくれた。
「そう、これ春ちゃんが選んでくれたんだ」
お出かけが嬉しくて、口走ってから、はっとする。
「……春ちゃんって、ママ?」
不思議そうに首を傾げるいっちゃんに、わたしは慌てて頷いた。
「あ、うん……!! い、家で春ちゃんって呼んでるから、つい。一緒に、服選んでくれた」
わたしも大きく振り返しながら、いっちゃんに近づいていく。
お互いの制服以外の姿を初めて見て、少し恥ずかしくて笑ってしまう。
いっちゃんは、動きやすそうな緩いパンツにシャツを合わせて、薄手の羽織ものを着ていた。少しボーイッシュなのに、全体の形がふわっとしていてかわいい。
「さっちゃん、ワンピースかわいいねぇ」
合流して1番に、そう言ってくれた。
「そう、これ春ちゃんが選んでくれたんだ」
お出かけが嬉しくて、口走ってから、はっとする。
「……春ちゃんって、ママ?」
不思議そうに首を傾げるいっちゃんに、わたしは慌てて頷いた。
「あ、うん……!! い、家で春ちゃんって呼んでるから、つい。一緒に、服選んでくれた」