優しく咲く春 〜先生とわたし〜
第13章 定期検診のお知らせ
春ちゃん、だけで井田先生には繋がらないはず。そう思って、わたしはそのまま押し通すことにした。案の定、いっちゃんは微笑みながらこちらを見ている。
「ママと、仲良いんだねぇ」
「まあね。いっちゃんは、自分で服選ぶの?」
「そう! 今日のも」
いっちゃんのお洋服を見て、感心していた。
わたしはまだ、自分に似合う服というものが、よくわかっていない。
「ふわっとしててかわいい。わたし、あんまり自分で服選んだことなくて。今日も……ママから冬服選んで買ってきてって言われてるんだけど、全然わからなくて。いっちゃん、一緒に見てくれる?」
ママって言う度に、どこかくすぐったい。
そりゃそうか、ママだけど、ママではないわけで。
「もちろん! 任せて〜!」
「ありがとう!」
「ママと、仲良いんだねぇ」
「まあね。いっちゃんは、自分で服選ぶの?」
「そう! 今日のも」
いっちゃんのお洋服を見て、感心していた。
わたしはまだ、自分に似合う服というものが、よくわかっていない。
「ふわっとしててかわいい。わたし、あんまり自分で服選んだことなくて。今日も……ママから冬服選んで買ってきてって言われてるんだけど、全然わからなくて。いっちゃん、一緒に見てくれる?」
ママって言う度に、どこかくすぐったい。
そりゃそうか、ママだけど、ママではないわけで。
「もちろん! 任せて〜!」
「ありがとう!」