龍と鳳
第6章 前略、地球より
だけどベガ様、実は僕、凄いことに気がつきました!
智の口を吸うと、何だか僕、ちょっと大きくなるみたいなのです。
地球に来た初日に、ベガ様とアルタイル様がやってたのを思い出して智の口に吸いついてみたら、ちょっとだけ成長してたのです。
今まで全身産毛だったのに、アソコにちゃんとした大人の毛が生えてきました!
それに、翌朝起きてから人形を解いてみると、羽根が一か所だけ赤く変わっていたんです。
すっごく嬉しかったです!
なので、それからは、智に口を吸わせてとお願いしているのですが、なかなかさせてくれません。
仕方がないので、智が寝ている時にそーっとやっています。
智は空を泳ぐのと同じくらい昼寝も好きなので、チャンスは沢山あるのです。
(気付かれないようにやっても、羽根が赤くなるのですぐにばれてしまうのですが…)
最近はコツがわかってきた感じで、口吸いしても息が苦しくならなくなりました。
ちゅ、ちゅ、って何回も吸ってると、寝ぼけた智が僕を抱きしめたり、僕の口の中に舌を入れてくることがあります。
それがホントに気持ち良くて、僕はいつも夢中になります。
けれど、大抵智は途中で目が覚めて、ぎゃっ、って言って僕を引き離すんです。
酷いでしょう?
智だって気持ち良さそうにしてるのに、何故なんでしょうか。
僕は早く大人になりたいのに。
ベガ様とアルタイル様が口を吸っているところも僕は何回か見たことがありますが、お二人ともとっても気持ち良さそうで、幸せそうな顔をしていました。
智は僕としても嬉しくないのかな……。
そう思うと僕はとても悲しくなります。
この前は、寝てるところを襲うな、って結構真面目に言われました。
僕と智はいつも同じお布団で寝ています。
だけど、イタズラするなら、もう一緒に寝ない、って言うんです。
嫌われたと思ったら悲しくなって、ごめんなさいって、謝ったら涙が出ました。
智はいつも僕が泣くと、困った顔で抱きしめて頭を撫でてくれます。
もしかしたら、智に優しくして欲しい時には、ちょっと涙をこぼすといいのかもしれません。
智の口を吸うと、何だか僕、ちょっと大きくなるみたいなのです。
地球に来た初日に、ベガ様とアルタイル様がやってたのを思い出して智の口に吸いついてみたら、ちょっとだけ成長してたのです。
今まで全身産毛だったのに、アソコにちゃんとした大人の毛が生えてきました!
それに、翌朝起きてから人形を解いてみると、羽根が一か所だけ赤く変わっていたんです。
すっごく嬉しかったです!
なので、それからは、智に口を吸わせてとお願いしているのですが、なかなかさせてくれません。
仕方がないので、智が寝ている時にそーっとやっています。
智は空を泳ぐのと同じくらい昼寝も好きなので、チャンスは沢山あるのです。
(気付かれないようにやっても、羽根が赤くなるのですぐにばれてしまうのですが…)
最近はコツがわかってきた感じで、口吸いしても息が苦しくならなくなりました。
ちゅ、ちゅ、って何回も吸ってると、寝ぼけた智が僕を抱きしめたり、僕の口の中に舌を入れてくることがあります。
それがホントに気持ち良くて、僕はいつも夢中になります。
けれど、大抵智は途中で目が覚めて、ぎゃっ、って言って僕を引き離すんです。
酷いでしょう?
智だって気持ち良さそうにしてるのに、何故なんでしょうか。
僕は早く大人になりたいのに。
ベガ様とアルタイル様が口を吸っているところも僕は何回か見たことがありますが、お二人ともとっても気持ち良さそうで、幸せそうな顔をしていました。
智は僕としても嬉しくないのかな……。
そう思うと僕はとても悲しくなります。
この前は、寝てるところを襲うな、って結構真面目に言われました。
僕と智はいつも同じお布団で寝ています。
だけど、イタズラするなら、もう一緒に寝ない、って言うんです。
嫌われたと思ったら悲しくなって、ごめんなさいって、謝ったら涙が出ました。
智はいつも僕が泣くと、困った顔で抱きしめて頭を撫でてくれます。
もしかしたら、智に優しくして欲しい時には、ちょっと涙をこぼすといいのかもしれません。