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社会情勢のはなしっ

第33章 東沙諸島(プラタス諸島)

再び軍事な内容で、すみません。

ということで、習主席の率いるあの国、そこかしこで不穏な動きをみせています。

インドやブータンとの国境係争地付近にチベットの人たちを強制的に移住させたり、
メコン川にダムを建設して、下流にあるタイ、ラオス、カンボジア、ベトナムを困らせたり(水源を握って支配下におこうとしている)、
陸と海のシルクロード(一帯一路)が低迷中の今も、北極圏で氷上シルクロードを画策してる(そのために釧路港と苫小牧港も狙われています)。


さて、今年10/2~3に、沖縄南西海域~南シナ海にて日米英蘭加新※の6か国共同訓練がありました。海自護衛艦3隻、米英空母3隻、米英蘭加新の駆逐艦等の部隊が参加しています。このように、多くの国が関心をもってくれるのは、心強いことです。
※日本、アメリカ、イギリス、オランダ、カナダ、ニュージーランド

この共同訓練への牽制だというかのように10/1~4にかけて、中国の爆撃機や戦闘機、早期警戒管制機、対潜哨戒機、約150機が東沙(とうさ)諸島の北東海域を飛行しました。
昼間だけでなく夜間も飛行していたことから、単なるデモンストレーションではなく、(台湾が実効支配中の)東沙諸島奪取に向けての中共の実戦訓練とみられています。


東沙諸島は台湾南方に位置し、満潮時には一部を除いて水没する環礁(リング状の珊瑚礁)で、
このあたり一帯は、南シナ海における重要なシーレーン(日本等へ向かう石油を積んだタンカーなどの海上交通路)です。

東沙諸島を占領されれば、諸島を管理している人々が被害を受け、先島(さきしま)諸島などの日本や台湾の安全が脅かされ、中国人民解放軍によるミサイル射程内となる太平洋の島々への影響も大きくなります。
(ガソリンや石油製品等の価格がはねあがる可能性もあります)

現在、東沙諸島を実質守っているのは、台湾のみ。


そういえば先日、バイデン米大統領が「台湾が中国に攻撃された場合、アメリカは台湾を防衛する責務がある」という旨の発言をして、中共が反発しているようですが。
この責務を米政府がもし認めたとしても、アメリカ西海岸から南シナ海へ、アメリカ主力艦隊が展開するには、短くても2週間が必要とされています。
その間、日本は?

皇紀2681,10/23 ありがとうございました//
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