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Twitterより

第1章 ツイート

肩を揺らし、恐る恐る手に取る。

通知の欄に先程ツイートしたものがいいねされた、とだけ。

DMは開放してあるから、本当に望む人はいきなりは来るのだろうか、とか心配しながらもTwitterを開く。
すると、先ほどは一件だったのにもう3件へと増えていた。
じわり、下半身が熱くなった気がして首を振る。

ふと、ツイートの欄に返信が。

“指示してもいいですか?”

比較的優しそうな文面に安心し、承諾の件とDMに来てくださいと返す。

少しして本当に来たのだから胸が跳ねる。

ついにしちゃったんだ、実感だけが湧いていた。


“はじめまして、指示されるのも初?”

“初めまして。そうですね”


など、軽いやり取りからはじめて、今からお風呂に入ろうとしていた、という趣旨を伝えると、想定していなかったひとつの言葉が。


“ねえ、お風呂でしてみようよ”


お風呂で、?

たしかにする分には条件がいいと思う。けれど、声が響いてしまうのではないかとドキドキする。

一人暮らしのために借りたマンション。

角部屋ではあるけれど、心配だ。


“動画って撮れる?顔は映さなくていいから”


顔を映さないのなら、と、優しい言葉につい頷いた。


“わかりました、やってみます”


お風呂場に行き、着替えを用意して服を脱ぐ。
髪の毛や洗顔を済ませ、冷えない様に軽く拭いてから完了の連絡を入れた。

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