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🏠️家庭内恋愛💕

第2章 綱渡り


華菜は、自室に入るとベッドに倒れ…顔を枕に押し付けた!


――――嫌だ…嫌だ…“おめでとう”なんて言いたくなかった!


華菜は枕に顔を押し付けたまま…涙を流した。


もっと早く――――この気持ちに気づいていたら…。


もっと早く――――…告白…していたら…。



もっと――――…






しかし、そう思っても――――…その先の答えにはたどり着かなかった。


たとえ…そうだったとしても…華菜の思いは真二には迷惑なだけだと……分かっていたから。






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