🏠️家庭内恋愛💕
第10章 最終章・100年物語
地下の階段を降りていくと、父が言うように扉は自動的に閉まり――――ガチャンと言う音と共に施錠された。
その音にビクッと反応した柔牙は思わず兄である柔太の腕にしがみつく!
「ハハハ――――大丈夫だ!
神聖な場所だがお化けとかそう言うのは出ないから!この日のために――――父さんが準備してきたんだ…地下は綺麗だぞ!」
「変な虫とか…いないよね?」
「いない、ちゃんと電気も通ってるし…風呂もある――――地下シェルターとしても使えるようにしてあるから意外に快適に過ごせるはずだ!」
それを聞いて柔牙はホッとするが――――…その話を聞いて柔太は不安になる。
「――――父さんも…儀式に参加するって言ってたよね?“神降ろしの義”って…そもそも…なんなの?」