🏠️家庭内恋愛💕
第4章 祖母の家
二人は西陽のさす座敷で見つめあい――――唇を重ねた。
チュッ――――と、微かにリップ音をさせただけの…控えめな可愛らしい口づけだった。
「///俺たち――――…こんなキスしか…しなかったな…」
「そうだね…懐かしい――――…もう、大人なのにね」
そう言うと――――…チュッ、ジュ…と、可愛い口づけから――――ジュル…ジュ、と、互いの舌を求める激しい大人の口づけへと変わった。
「///ハァハァ…史朗……史朗…」
「佳代子――――…」
互いの名前を呼びながら二人は喪服を脱がせあい――――…昔のように…全裸で抱き合った。
あの頃とは…背丈や体格が変わったが――――…互いに求めていたモノがそこにあった。
「///史朗――――…史朗…私ね…史朗のじゃないと…ダメになってた」
「俺も――――佳代子のを探してた…」
二人は幼いときの強烈な興奮を…探し――――恋人に求めていたのだ…。
しかし、探しても――――探しても…強烈な興奮は与えてもらえず…別れる…を繰り返していたのだ。