🏠️家庭内恋愛💕
第5章 身代わり終着点
「ふぅ――――…」
事を終えると…彼女との風呂に入り…洗いっこをする―――。
姉の事があり、長く続かない付き合いだとしても――――彰吾はその時、その時を楽しんだ。
そして、不思議なことに今回の彼女は…彰吾の中で“長続きするかも”と、変な予感さえあった。
「彰吾の髪洗って上げるね?」
「ん、さんきゅ~」
――――そう言えば、昔…よく姉に髪を洗ってもらっていたなぁ…と、彼女の何気ない仕草に懐かしさを感じる。
「あれ?――――珍しいね…彰吾…耳の後ろにホクロがある!」
「え!?マジで?知らなかった…」
彼女が言うには、目立たないが小さなホクロがあると言う――――。
髪を洗い流され、自分で確認しようとしたが、自分では見えない位置にあるらしく、見ることができなかった。
しかし、彼女は自分だけが知ってる彰吾の特徴だと嬉しそうにしていた。