🏠️家庭内恋愛💕
第5章 身代わり終着点
「そうだよね――――…私も…うまく…付き合っていきたいなぁ…」
表情は見えなかったが――――…姉の言葉に違和感を感じつつも…玄関に足を踏み入れた瞬間――――姉の態度は普段と変わらぬものとなった。
「――――姉ちゃん…」
そんな姉が…遠くにいるような――――そんな怖さが…彰吾を不安にした。
その日から、姉は彼氏と出かける事が多くなった。
もちろん――――…外泊も…。
今までだって…付き合っている人は何度か見てきた…が、今回は姉の本気度が伝わってくる。
「――――マジで…終わりかもな…」
姉の彼氏の存在は彰吾に…大きく影響した。
もう――――…姉を思う…つらさになれてしまっていたが……
だが、今回ばかりは…こたえた――――。