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貴方がマゾに堕ちるまで

第1章 彼女との出会い

『ふふ。お風呂どうします?シャワー浴びてるみたいですけど、私は朝しかシャワー浴びてないからちょっと蒸れてるかもしれないです。』

自分はお風呂にしようと、そう言った。このまま香澄さんのペースでされたらすぐにでも果ててしまう。そのくらい興奮していたから。

『ふふ。わかりました。じゃあお風呂行きましょうか。中にはいるんですよ?蒸れて臭いのが好きっていう人も』

蒸れた匂い・・・自分は別に匂いフェチとかそういうわけじゃないので、正直よくわからない。

『ふふ。それが普通ですよ。ただこういうお店ってどうしても変態な人が多いですから。私も別に嫌いじゃないですし・・・』

二人で浴室へ向かう。このビジネスホテルは珍しく部屋によってはユニットバスではなくトイレとお風呂が別々に作られている。

ユニットバスの部屋より若干値段が高いがこちらの方が良いって人は多いと思う。高い部屋を予約してくれた社長に感謝している。

『そう言えばまだ名前伺ってませんでしたね。聞いてもよろしいですか?』

名前。そういえばまだ言ってなかったっけ。

『高橋悠太さん・・・よろしくお願いします。お互い挨拶だけで名前も知らなかったですもんね。今日はお仕事終わりですか?』

社長との打ち合わせがなくなり、このお店に電話した事を伝える。

『じゃあ今日はお泊まりなんですね。明日は早いんですか?』

特に用事はないから、趣味のドライブでもして夕方に帰るつもりだった。

『奥さんと行かないんですか?』

妻は車酔いが酷いからドライブの趣味には付き合わせたりはほとんどしない。

『あら。それは大変ですね』

それから他愛ない会話などしながら二人でお風呂を上がる。

バスタオルを身体に巻いている香澄さん。苦しそうに圧迫された胸。かなりスタイルがいい。普段のラフな格好からは想像もできなかった。美しい肢体に息を呑む。

『そんなマジマジ見ないでください・・・さっきお風呂で全部見たじゃないですか。ちょっと恥ずかしいです・・・』

身体をくねらせ恥ずかしそうにする香澄さん。

確かに全裸の姿はさっき見たのだけど、後で髪をあげバスタオルを巻いた風呂上がりの姿はさっきよりずっと艶っぽさを醸し出している。

『もしかして、全裸より何か身につけてる方が好きです?今日色々持ってきてますから。』

香澄さんはキャリーケースを指差した。

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