
戦場のマリオネット
第1章 辱められた矜持
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コスモシザの第一王女の名誉騎士でもあるイリナは、自分が全裸で覊束されていることを知ると、頰を染めて奇声を上げた。手首を揺すって、彼女が全身を振り乱すのに合わせて、無機質な金属音が続く。もっとも、腕ごと引き千切らんばかりに暴れても、手枷は寝台の両脇下の重石と繋がっている。
「貴女……っ、昨日の……覚えてるわ!私に銃弾を撃ち込んで、こんな破廉恥な……コスモシザをどうするの?!昨日砦を攻めたのは、何故?!」
「あれは麻酔。安心しな、弾は残らない」
「これを解きなさい」
「そのつもりだ。ただし、お前のような戦士は何を隠し持っているか分からない。まず身体検査させてもらうよ」
私はミリアムに持たせていた器具を受け取った。
婦人科の医者がごく稀に使うものに似たそれは、イリナの紅潮していた頬を蒼白にした。
「ミリアム」
「はい、隊長」
「やめてっ……いやぁぁっ」
案の定、名誉騎士は私の部下を蹴り上げるような素振りを見せた。ミリアムはその行動を想定していた具合に彼女の足を巧みによけて、膝を立たせて押し開く。
イリナの脚と脚の間の割れ目が、露出した。髪と同じ色の縮れ毛が覆った恥丘の下方、肉薔薇も、更に下方の尻の窪みも、私の立つ角度から丸見えだ。
