
戦場のマリオネット
第1章 辱められた矜持
「意外とゾクゾクしますね、隊長。このまま騎士団の機密も吐かせて、さっさと屈服させてしまいませんか」
「それは、せっかちじゃないかな」
無論リディを引き合いに出せば、思いのほか早く目的を果たせることも期待出来る。しかしイリナの神性を確実に排除するには、ある程度の時間も必要だ。
「アァァァッッ……!!」
全開になった膣鏡に、私は鉄杖を差し込んだ。くちばしに押し広げられた肉壁をこすり、びらびらとした赤い肉を裏側まで確かめて、最奥部に先端を当ててこねくり回す。
「っ、ん……ぅぐ……」
当然、今し方まで少女の証である肉襞も閉じていた場所に、何もなかった。
イリナが力むほど彼女自身の握力が増し、結果的に、彼女が好んで子宮を披露しているようにも見えている。
私は器具を引き抜いて、イリナの手枷を完全に外し、四つん這いになるよう命じた。さっきまでとは一変して無抵抗の彼女は、無言で従う。
僅かに汚れた白い尻が天井を向くと、ミリアムが手袋を差し出してきた。
肛門を愛でる性的な遊戯は、貴族の間ではポピュラーだ。しかし彼女がこのようなものを準備したのは、私の体裁を考慮してのことだろう。オーキッドは、チェコラス公国の名門だ。その長女が、戦犯の、しかも異端教徒の尻をどうこうしたというのは聞こえが悪い。
