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戦場のマリオネット

第4章 愛慾と宿怨の夜会


* * * * * * *

 下半身をぼろんと露出した男達は、股間に生えた肉棒を私に突きつけてきた。彼らはそれを飴のようにしゃぶれと言う。私がその通りに従うと、女達が私の尻にキスしたり、胸を揉んできたりした。

 寝台に座って性器を滾らせている男は、私が顔をしかめたり愛撫を緩めたりすると、髪を掴んで頬を打つ。一人が終わってもまた次の男──。

 その内、席を外した婦人が酒と新たな顔触れを伴って戻ってきた。彼らも輪姦に加わる。最初の男達がだらだらと寛ぐようになっても、私は暇を与えられない。


「んっ……ふ」


 ぐちゅぐちゃ……くちゅ、ちゅくちゅく……


 まるで意思を持つ生き物のような肉棒を、喉まで突き刺してくる男もいた。私が呻くと昂るらしく、しかし幸福そうな顔をしていないという理由をこじつけて、傍らにいる女に私を打つよう指図する。
 

「良いわ、イリナ。だんだん上手くなってるじゃない。万が一生き延びればいつか役に立つんだから、むしろ感謝してもらわなくちゃ」

「顔、白濁だらけよ。コスモシザも大したことなかったのね、歴史ある君主国が聞いて呆れるわ」

「おい、まだまだ勃ってねぇぞ。もっと主人にかしずくようにしゃぶるんだ。俺をお前の王様だと思ってな!」

「ぅぐっ……」

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