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❤いっぱぃしょ?❤~エッチで不思議で淫らな短編集なのだッ💖💖

第3章 籠の鳥〜王女メルの秘密の関係〜

なんて勿体ない、とよろめく王様達に

「いいえ」

あたしは微笑む。

「先程、薔薇が咲いておりました。あたしはお花が大好きですの。ちょっと見てきたいですわ」

だけど、ああ。これがまさか、あんな事を見てしまうだなんて。運命の悪戯には、気が付かなかったのです。




「まあ…此処が、薔薇の園ですのね!凄いわ。あたしのガーデンの十倍以上も広い…❣️」

何処を見ても、薔薇、バラ、ばら。あたしは確かにその時、浮かれていたのです。

「…あん…っふふふっ💕」

え❓誰、か…いますの?

「止めてくださいなっあんっ💕カイン…あ…たくしたちは…っあんっ💕兄妹…っ💕」

「いいえ、ルシラ姉様…っ💕愛している…っ💕愛してますっ💕」

パンッ。パンッ。

打ち付ける音が聞こえます。

「え…❓」

一体、この声は……❓カインって…❓まさか……❓あたしは耳を押さえてその場にずるずると、しゃがみ込んでしまいました…。

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