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「なるほどねぇ～…、予知の何処かの時点で観賞することで……結末は変えられる？ってこと？」


しかし、こんなの…バカな俺でも思い付いた事だ――――何年も予知夢にうなされていた未來ちゃんなら…この事はすでに実行していたのでは？


「もしかして、――――未來ちゃんは…何度か結末を変えようと……動いたことがあったんじゃないの？」


そう言うと、未來ちゃんはビクッと体を強ばらせた。



「何度も…試した――――でも、今の今まで結果が変わった事はなかったの…」


――――は？


結果が…変わったことがなかった？



「過去に…一度も？」



「うん……皇輝さんが…始めて」



――――初体験ゲットかよ！



「事故に会う人に声をかけて、違う道を進めたり…車に乗らないように仕向けたり……と、私なりにやって来たの――――でも、何故か結果は変わらず――――予知した通りになった…」