テキストサイズ

🕯️悪夢の神様🕯️

第5章 名コンビ?!



「はぁ~マジでボクシング辞めたくなかったなぁ…。
 現役時代の俺のボクシング姿を未來ちゃんに見てほしかったなぁ~…すげぇ~かっこ良かったんだぜ」


俺は、拳を下ろすと笑って見せた。




「――――怪我…ですか?」


未來ちゃんは何かを察したのか、申し訳なさそうな顔をした。


「うん!目の怪我!実は右目――――全く見えてないんだよ!」


俺は右目を未來ちゃんに向けウィンクして見せた。


「…え!?――――だって、眼球動いてるし…左目と…大差ないかと…」


驚く未來ちゃんは俺の右目をまじまじと見る。


「眼球運動は通常!俺の場合――――眼球の中…の…問題?え――――っと、当時説明聞いたけど理解できなくてよくわからん!ただ――――真っ暗で何も見えなくなった」


未來ちゃんは困ったような顔で俺になんて声をかけようか困っている。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ