🕯️悪夢の神様🕯️
第5章 名コンビ?!
ホラー映画の山場やバッドエンドのラストを毎回見せられている感覚だろうか?
しかし、それは――――精神的にも肉体的にも萎える。
「で――――今回は?」
「○月○日…夜中の…2時…いや、3時近く――――…火災があった地区から2キロ離れた場所――――」
未來ちゃんの話では…
先日火災があった場所から程遠くない場所で、男が小屋の近くに積み上げられた雑誌やコミックの束に火を付けると言う。
放火犯の顔もバッチリ見たと言うが――――…
似顔絵を書かせたら…酷いもんだった…。
「…えっと――――これは…人間でいいんだよね?ザックリ…短髪の難いのいい男…としか分からんのだが?」
「昔から…絵は苦手で……」