🕯️悪夢の神様🕯️
第6章 放火犯の素顔
「でも、今まで何度もトライしてきた未来改変を――――やりとげた…皇輝君って……何者?」
“何者?”と、聞かれても――――…
「何者といわれたら…天涯孤独のバイト人生の男――――って感じですかね?」
「訳すと…ホームレス予備軍」
「こら、美希さん変な訳しかたしない!」
ぶっちゃけ…的を射すぎていて何も言えないっすよ…。
「まぁ、将来の夢とか――――希望とか?そう言うの…ないので…一人細々と生きていけたら…って思っていた矢先の火事っすからね!」
俺も香り豊かなコーヒーを飲みながらホッとする。
「で――――今回は…事前に防げそうなら…防ぎたいって事よね?大丈夫なの?」
「はい――――俺は大丈夫だと…思っています」