🕯️悪夢の神様🕯️
第6章 放火犯の素顔
「それより――――…放火犯の件…」
未來ちゃんを俺の布団で寝かせ――――俺は居間で予知の件を美希さんと岳さんと話し合う。
「予知の件は――――二人とも知っているんでしたよね?内容は?」
美希さんは大きくため息をつくと、岳さんの煎れてくれたコーヒーを口に運んだ。
「はぁ…まぁね、ここに来て間もなくして――――…パニックになって泣く未來をなだめてるときに…察しがついたって感じかな」
美希さんは目の前のノートをパラパラと捲り岳さんへ渡した。
「俺も――――ここに来て、姪の未來ちゃんの事を聞いて…徐々にって感じかな?」
「――――徐々に…っすか…」
「そうよ、だから――――こんなにアッサリ受け入れた皇輝君が…ある意味不思議だわ!」
――――まぁ、直接関わっちゃったので……?