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「ま…母は…関係なくないかい？」


あからさまに動揺しているが、小林さんは未來ちゃんを凝視したまま落ちたチラシを拾おうとしない。


「小林のお母さん？それと――――放火犯だと言われる根拠が…分からない――――君…失礼だよ」


小林さんの顔はどんどん青白くなり…あの穏やかなゆるキャラよりの可愛らしい様子から…怒りで震える巨大な山に見えた！


だが、俺は未來ちゃんを信じている！


ここ数日――――放火の件で何度も魘され…悩まされていることを知っているのだから！


「未來ちゃん――――ガソリンの臭いは…多分未來ちゃんにしか分からな微量臭だと思う。どうして…アイツのお母さんが出てくるのかも…説明難しかったら…俺にだけでもいい――――様子を教えてくれ！」