
🕯️悪夢の神様🕯️
第7章 勇気の結末
未來ちゃんはうなずき――――…震えながらも俺に小声で囁く。
「――――お母さん…すごく喜んでる?それに、あの人…興奮しながら火をつけてた…。それと――――…オレンジの消防士姿の彼は……スーパーマン見たいに筋肉もりもりで…別人になる…」
――――ん?お母さんが喜んでで?興奮して…スーパーマン?
なんとも――――パズルみたいな…夢である。
「それと――――私の首を絞めていた時の彼は…今の姿だった!」
はあ?さっぱりだ!
「消防士の姿の時は――――スーパーマンって…未來ちゃん…スーパーマン世代じゃないでしょ?アニメのオールマイトとかじゃないの?ヒロアカの、分かりやすいじゃん?」
――――も~俺に合わせて話してくれたのかな?でも、俺もスーパーマン世代じゃないぞ!どちらかと言えば、スパイダーマンだな!
って、そんな話じゃねぇ~!
ヒロアカのオールマイト…ってガチガチのヒーローだし…放火犯とは大違い――――…?
ヒーロー?
消防士の姿はヒーローで…
放火犯の時は……今の見た目……。
