🕯️悪夢の神様🕯️
第7章 勇気の結末
だが、小林…さん――――いや、小林は俺が言った意味が分かったらしく――――…驚きの中に怒りを含んだ目を俺に向けた!
「――――え…マジかよ…図星かよ!」
放火の動機は母親を喜ばせたいと言う――――…海外ニュースの模倣だと思っていたのに!
小林には――――…違う裏の動機があった!
「――――未來ちゃん…コイツ…火を見ると性的に興奮するってことで…いいんだな?」
未來ちゃんは更に力強く首肯く!
「え――――…は?おいおい…火を見て…性的に興奮する…って聞いたことないぞ!」
藤谷さんはあり得ないと、小林を見る――――が、小林は俺たちを睨み続けている!
「燃え上がる火が見たいがために――――…放火していたんじゃないのか?未來ちゃんは全部…見えてた!」
「はあ!見てた!?嘘つくな――――!俺は、誰にも見られてない!完璧なんだよ!防犯カメラにも気を付けたし、ドライブレコーダーまで調べていたんだから!」