🕯️悪夢の神様🕯️
第10章 女王蜂の巣
「未來ちゃんって…いつから――――えっと…引きこもってたんだっけ?」
俺の目の前に座る未來ちゃんは…凄く悲しそうな顔をして俺を見つめ返す。
「…学校に行きたくないって…思ってたのは…小学3年生ぐらいからで……でも、家が厳しくて――――…無理やり学校に連れていかれる日々がつづいて…中学に進級するにあたって…ここに逃げてきた…」
――――と、いうことは…中学から…約5年?!?引きこもり?
「引きこもり歴…長いっすね…」
「いっぱい…迷惑かけてるって……分かってるんだけど…部屋から出られなくて…おばあちゃんや美希さんたちには本当に……心配かけた…」
これまでの事を思い……未來ちゃんは泣きそうな顔をする。