🕯️悪夢の神様🕯️
第10章 女王蜂の巣
霧が晴れる…と言うが……俺的には何もしていない。
未來ちゃんが隣で目を閉じ――――座っている。
ソワソワするが…
手でも握っちゃう?
ドキドキするが…
もう少し近寄っちゃう?
ハァハァするが…
キスでもしちゃう?
「――――皇輝さん…なんか…変な事…考えてませんか?」
「ピェ!――――いえ!考えてません!」
隣の未來ちゃんを見ると…顔を赤くして俺から距離を取る。
「え!?な、なんで離れるの?」
「///だって…だって……霧が晴れたのは…いいんですけど……変なビジョンが…流れてきて……////恥ずかしい…」
――――変な…ビジョン?
「どんなビジョン?」
「い、言えません!!!」
――――なんですとぉ~!?