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🕯️悪夢の神様🕯️

第10章 女王蜂の巣


「でもさ、化かす奴とか嘘つきの事を“キツネ爺”とか“タヌキ親父”とか言うっすよね?そんな、軽いノリじゃないっすか?」


俺は、昔し我が家で飛び交っていた嫌みの枕詞的なその動物に笑けてきた。


「あ~!言いますね!――――なかなかアリな見解かも!」


未来ちゃんは俺の、懐かしくもあり馬鹿馬鹿しい罵り会の思い出に何故か納得した!


「しかし、“キツネ”は神様の使い――――って、一面もあって…悪意的に人を化かしているわけでもない場合もあるんだよなぁ…」


確かに…“稲荷神社”があるくらいだ…神様に近い動物であることも確かである。



「と、とりあえず――――…剥製のキツネとか…“キツネ”関係を学校で調べてみます!

それと…間宮先生の真意を探ってみます!」



――――おおお~なんとも頼もしいじゃないかぁ~!


先日まで引きこもりだとは思えないほどの積極的行動!



彼女の決意が――――…報われますように!


俺は祈ることしか出来ない……!



女子校に一緒に行けたらなぁ~…



変装でも…しちゃう?







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