🕯️悪夢の神様🕯️
第10章 女王蜂の巣
「いじめ…それもそうだけど…」
間宮は言葉を濁す…。
「アダルトDVDの関係ですか?」
そんな、戸惑い言葉を濁している間宮を無視し未來ちゃんは、サクッと先日見たDVDの事を話した。
「!――――ちょっ…貴女は…本当にどこまで知っているの!」
「だがら、穴空き状態でだいたいです!」
未來ちゃんはしっかり間宮の目を見て話す。
「さっきの子たちも…“キツネ”なんですか?」
「“キツネ”…そう――――キツネと言うより“働き蜂”ね…学校をブンブン飛び回って…獲物を探してる」
未來ちゃんは“キツネ”を言い直されてちょっと、眉をよせるが――――“働き蜂”との表現にちゃっと納得した。