🕯️悪夢の神様🕯️
第10章 女王蜂の巣
「しかし、虐めが原因で…そこまで落ちますか?」
俺は、勢いよくアイス珈琲を飲み干すと…疑問点を間宮にぶつけた。
「自分からSNSに――――悩みを打ち明けて…自ら制服と下着の際どいショットを乗せるパターンもあるけど…
ほとんどが、盗撮――――…虐めている子が悪ふざけで投稿してしまう時もあったし、悪ふざけで盗撮したのが友達同士のやり取りでうっかり拡散したり…と、今はうっかりのバリエーションが増えて…流した子達は自覚がないらしいの…」
なんとも、昨今の詐欺が巧妙になってくるのと似たような現象が起きているらしい。
「ま――――たぶんですけど…わざと…じゃないと思います」
未來ちゃんは、やっとぬるくなった珈琲を口に運ぶと、「あちっ!」とすぐにカップを置いた。