🕯️悪夢の神様🕯️
第10章 女王蜂の巣
「働き蜂がいるなら…女王蜂もいるはずですよね?多分――――指令を出している女王様が…学校にいると思います!」
――――おおお~なんか、未來ちゃん!コナン君みたじゃないか?
「お待たせしました…」
すると、厨房から出てきたマスターが僕たちの目の前に料理を並べはじめた!
「――――え、こんなに頼んだの?遠慮がない…お兄さんね…」
間宮の言葉に「え?」と、未來ちゃんは動揺する!
いやいや、兄弟って――――…ど~考えてもDNA的に似てなくないか?
まぁ、未來ちゃんの家に普通にいたし…まさか…他人だとは思うまい!
「兄弟って!ち、ち、違います!」
「はい、違います!俺は、未來ちゃんの許嫁です!」
俺は早速、フォークとスプーンを片手に目の前のナポリタンを食らう!
「は!?許嫁!?」
「ち、違います!違います!!!居候の松原 皇輝(まつばら こうき)さんです!」
――――ちっ、そんなに否定しなくてもいいのに!
「高校を卒業したら、結婚すると俺のなかでは決まってます!さすがに…高校生で結婚は……アレかなって」
「え――――…え!?藤橋さん…あなた……」
「一方的な計画なので…気にしないでください」
未來ちゃんは、かなりぬるくなった珈琲を飲み運ばれたサンドイッチを掴み口に運んだ!