🕯️悪夢の神様🕯️
第10章 女王蜂の巣
今回、未來ちゃんが三人に呼び出された場所は――――美術室。
「美術室かぁ…てっきり体育館裏かと…」
「いつの時代の呼び出しだよ…。
皇輝君はちょいちょい…昭和だよね頭が…、もう令和だよ?」
――――すんませんね!
岳さんに言われるとちょっと傷つくっす!
岳さんの方が…年上なのに…悔しいっす!
ギャフンっす!!!
「今回は、何で呼び出されたの?」
「えっとぉ――――…あ、そうそう…“学校に彼氏呼び出してんじゃねぇ~よ!”です!
先日、校門の前で皇輝さんと待ち合わせしたのを見ていたらしく…「ちょうしに乗ってんな!」と、脅されました!」
「――――は?意味が…わかんねぇ~っすけど///いい子達じゃないですか!///俺のこと…未來ちゃんの彼氏だと思ったんですね!!うれしいっす!」
「…ゴッホン!――――バカは置いときましょう!」
――――岳さん、酷くない!?
「はい、置いときましょう!」
――――未來ちゃん、酷くない!?
「そうですね、置いときましょう」
――――おい、ババァ…海に捨てんぞ!