🕯️悪夢の神様🕯️
第11章 女王蜂のキツネ
「分からない訳がないですよね……貴女が全部、仕込んだことだもの…」
「だから――――言っている意味が分からないわ!」
オス彼女は…流し目で未來ちゃんを見つめると、ため息をついた。
「――――盗撮は…趣味ですか?女の子の体を見たいとか…可愛い下着が見たいとか…そう言う理由だと思います…」
「なっ///…は?」
オス彼女の桂が少し動揺した。
未來ちゃんは多分…見えているんだ…だって、さっきから俺の腕をギュギュギュキュ――――って握っているから!
ぶっちゃけ……痛いっす…
「三年前…たまたま保健室に来た…好みの生徒を盗撮し自身のパソコンに保存していたら――――…運悪くハッキングされ…その盗撮写真が裏サイトで高値で売られ始めた…」
未來ちゃんは…淡々と…経緯を話し始めた…。
動揺を見せた…桂は…“三年前”と聞いて…更に眉を歪ませる。