🕯️悪夢の神様🕯️
第12章 愛って…なんだ!?
「先生は――――私を…私を見捨てない!私たちは愛し合っていた!私は――――桂先生のためなら…////なんだってやる!愛してるんです!私たちは…強い絆で――――…」
河野はワーワー叫び…なんども“愛”を連呼していた…
だが、俺と未來ちゃんは知っている――――…
桂は――――…河野を愛してはいなかった。
桂が彼女に持っていた感情は――――…
憎しみ…。
それも――――理不尽な…
自分勝手な…
憎しみで――――復讐だった。
桂は――――河野を売るてはずだった。
その、やり取りは携帯の“監督”とのやり取りでも…明らかになるはずだ――――。
「私たちは……愛しあっていました…」
河野の“愛”は――――…
桂には一つも届いていなかった。