🕯️悪夢の神様🕯️
第12章 愛って…なんだ!?
「――――なんか…河野は最大の被害者…な気もする…」
学校近くの喫茶店――――
鈴木 望美(すずき のぞみ)の父親が経営する喫茶店に俺と未來ちゃん間宮の三人で訪れていた。
「どうですか?学校の様子は」
テーブルに俺の注文した大盛りナポリタンを運んできたマスター(鈴木・父)が呆れ顔で俺を見ている間宮に聞いた。
「かなり――――風通しが良くなって…快適よ!業務もスムーズ、授業もスムーズ…どれだけ教材店に賄賂が流れていたのか…痛感したわ」
学校の淀んだ空気がそうさせたのか…上の教師たちが教材のモニターやら斡旋やらで小銭を稼いでいたらしく…、今までの授業は脈絡のないひっちゃかめっちゃかなモノだったと言う。