🕯️悪夢の神様🕯️
第12章 愛って…なんだ!?
「やっと――――…ですね」
鈴木・父には、桂が捕まったこと…娘さんに害をなした“監督”が捕まったことなど報告した。
その時の、鈴木・父の涙に詰まらせる声は――――今でも俺の涙腺を緩ませる。
「で――――犯行の…動機は?“監督”の方は自供してるけど…桂先生の方は黙ったまま…何も言わないらしいの……」
何度か真相が知りたくて桂の元へと足を運んだ間宮は…いつも門前払いだと言う。
「で――――…でも、貴女なら……知ってるんじゃないかって…思って…
貴女…桂先生に言ったわよね?“愛って何ですか?”って…」
俺は、ナポリタンを口に含みながら…目線を未來ちゃんに向けた。