🕯️悪夢の神様🕯️
第14章 過去の事件
お婆ちゃんと私は――――書類的には他人だ。
だけど、受け入れてくれた。
私には不思議な力があった…
だからか…両親は私を化け物のような目で見た。
寝ると――――人の死を予知してしまう…。
最初は私も分からず、「お母さん!こんな夢を見たよ?」と、無邪気に話していた。
母もの「変な夢ね」なんて、聞き流していたのに――――…
「隣のお爺ちゃん――――…青い車とぶつかる夢見たよ?」
と、いつものように何気に話した事が現実となった。
最初は「偶然…偶然…」と、言っていた母も――――…似たような事が2度、3度となると…笑顔もひきつり…
「もう、喋らないで!」
と、目を吊り上げて怒鳴った!
確かに――――…自分でも怖かった…
だからこそ…家族には私の苦しみも分かって欲しかった。
だが、両親は私に背を向けた。
“変なことを言って親の気を引きたい…困った子”
悲しかった――――…。