🕯️悪夢の神様🕯️
第14章 過去の事件
小学生になると――――…
力はどんどん強くなり…眠ると見てしまう恐怖映像に…寝るのが怖くなった。
寝れない日々が続き、顔色も食欲もない私はどんどん人相も悪くなり――――小3の時には“ゾンビ”と影で虐められていた。
妹も同じ小学校に通う予定だったが――――私と姉妹だと思われたくなかったのか…私立の小学校に通ってた。
そんなある日――――…
私は、同じマンションの同級生の父親が、死ぬ夢を見た。
とても、不思議な夢――――…多分…殺される…夢…。
私は、唯一…私を虐めなかった彼に報いたくて――――…
夢の事を教えた。
「明日――――…お父さんを出掛けさせないで?」
と、外出をさせないように忠告をした。
「は?なんで?――――明日は弟の誕生日だから皆で外食するんだ!焼き肉だぜ、焼き肉!」
産まれて1年立つ弟さんがいるのは知っていた…
誕生日――――…
私は躊躇った…だから――――
「明日…車のタイヤがパンクして…ハンドルを取られたお父さんが操作ミスをして……死んじゃう…殺されちゃう!」
と――――…忠告した!
すると、彼は激怒して私を押し倒した!
そりゃぁ…そうだ…
今考えると、考えが幼稚だった…まぁ、小学3年生だ…人の心に寄り添うような助言など出来るわけもない。