🕯️悪夢の神様🕯️
第15章 嘘を重ねる女
「昨日はすみませんでした」
深々と頭を下げた男は――――…
未來ちゃんの元幼馴染の…
横沢 陽斗矢(よこさわ ひとや)である。
「よう、来たな!」
家の中にコイツを入れるのは嫌だが…ここは仕方無い…。
「いらっしゃい。横沢くん」
ニッコリ…裏がありそうな笑顔を見せる岳さんに、横沢も一瞬怯む。
「///あらあらあらあらあら!イケメン!岳君、この少年も……イケメンだよぉ~」
相変わらず美希さんは、せっかちテンション高めの反応を見せる。
「あ――――えっと…どうも、横沢 陽斗矢です。えっと…未來ちゃん…いますか?」
玄関から、威圧・テンション高め・警戒の
大歓迎に横沢は不安そうな顔をした。
「ごめん、ごめん、入って」
「お、お邪魔します」
やっと、玄関から進めた横沢はホッとし先導する警戒態勢の岳さんの後についていく。