
🕯️悪夢の神様🕯️
第15章 嘘を重ねる女
「俺もよくわからん仕組みだが、俺がいることで未來ちゃんの見るビジョンが安定するんたと…」
「――――よ、よく分からないけど…」
微妙な顔をした横沢は恐る恐る未來ちゃんの顔を覗きこむ。
「えっと――――…今って…皆で住んでるんだよね?」
未來ちゃんの質問に、横沢は「うん」と答えた。
「――――いつ…家を出るの?」
「は?――――家を…でる?えっ!?予定…は…無いけど」
なるほど…
あの家にいなければ…あんな事件(事故)は起こらない…。
「大学とか…行くんだよね?」
「あっ、あぁ――――…でも、実家から通える場所にする予定だから…」
「家を出て――――…独り暮らし…して?」
――――お?おおお…
「///えっ、お…え?」
「おい、なんで顔…赤くしてんだ――――殴るぞ」
