🕯️悪夢の神様🕯️
第15章 嘘を重ねる女
「お、おい――――…なんでお前が…真っ青な顔してんだよ…」
未來ちゃんの手を握り、ゆっくり立ち上がる俺の表情を見て横沢は不安そうな顔をした。
それもそうだ…
未來(みくる)ちゃんが横沢の未来を見るのは…なんとなく理解できていかもしれんが…
その後ろにいる俺までも見るとは…思ってもいなかっただろう。
「あ~…俺はオマケ…」
「ごめん…横沢君――――皇輝さんがいないと…綺麗なビジョンで見られないんだ…」
――――そ~なんすよ!少年!
俺と未來ちゃんは…ニコイチなんす!
「――――…は?」
・・・・・分かる…わかるぞ、その反応。