🕯️悪夢の神様🕯️
第15章 嘘を重ねる女
その日は、横沢に少しの忠告をして――――…家に返した。
横沢が家族を、大事にしているのは分かっているが…
あの、若作りの母親は…
違う――――――――…
横沢の…何かが気に食わず…“排除したい”としか思っていない節があった。
――――だが、その排除のしたかが…えげつない…
6歳の…次男を使って排除しにかかるとか…
とんだクソ親だと言うことが分かった。
「殺人の動機も――――クソなのかな?」
俺は、寝る前…
未來ちゃんの隣で…そう呟いた。
「――――多分…クソみたいな動機だと思いますよ?」
瞳を閉じ――――…眠りに入る手前の未來ちゃんは…
俺の手を握り…呟いた。