🕯️悪夢の神様🕯️
第15章 嘘を重ねる女
――――その日…俺は夢を見た。
今日見た…横沢の自宅のキッチンに立っていた。
『・・・ビジョン?』
やっぱり、声がどもり…気持ち悪く歪んで聞こえる。
水の中で話すと…こんな感じだろうか?
『あの子――――…なんで…私に…似ないの…』
――――うわっ、気持ち悪い…
耳に入ってくる感じが…歪んでどもって…やっぱり気持ち悪いが聞き取れた。
『陽斗矢(ひとや)…の…あの…目――――…前の旦那にそっくり…イライラする!イライラする!!』
横沢の顔が…数年前に事故死した…元旦那に似てる…って、嘆いているのか?
――――は?…もしかして、動機…
元旦那に顔が似てきたから?
ま、まさか…